重症妊娠悪阻、今となっては少し前の話だけど
本当につらかった…
【経過】
妊娠判定は5週目の頭でわかったのだけど、間もなく頭痛が1週間ほど続き
たちまち症状は悪化して水も飲めない状態になった
(片頭痛のような、光、デジタル機器の画面の明かりもしんどくて、頭痛がひどくて吐き気、食欲もわかない状態で脱水が進んだ様子^^;)
何も胃に入れていないにもかかわらず
嘔気はずっとあって、胃酸や胆汁がでるようになった。
胆汁の色見たことありますか?抹茶色でした、濃い抹茶色。(笑)
産婦人科を受診してケトン体陽性、点滴500ml行ってもらったけど、外来だと500mlが限界なのかな?
多少良くなるかと期待したけど全く良くならず、
夫も仕事で日中家にいないから実家で過ごしていました。下からの調理やごはんの匂い、母親にまとわりついているコーヒーの匂い、全部無理で嘔吐
3日間、親に助けてもらって産婦人科を受診
点滴室が産婦人科医院の調理室の近くなのか、調理のにおいが気持ち悪くて気持ち悪くて吐きながら点滴を打っていました。
(場所変えろよという意見もあると思うけど、正直に、抵抗する体力も気力もなかったです。)
3日目にしてまったく改善しない脱水症状を見かねて入院するべく紹介状を書いてもらいました。
その時点で数日のうちに体重は5キロ減
その日から入院。ケトン体は3+
入院した当日はずっと寝ていて記憶がありません。
入院後
妊娠初期って葉酸サプリを飲むことを推奨されているなか
飲み薬どころか水分はまだ体が受付ず、早くもサプリ中断
入院中は4人部屋、食事の時間、においが強烈ではいていました。
特に朝食によく出されていたオレンジの匂いは最悪、気持ち悪い通り越してすぐ嘔吐って感じ、、、
私は食事は全くとれず、とりあえず毎日2000mlの点滴を打っていました。
8週ごろになると、点滴を打ちながら冷たいおにぎりやロールパンは口にすることができるようになっていたけど
調子が良くてどちらか1個、という具合。体重は毎週減っていました。
(運動もしてないからね、筋肉も極端に減っていたと思う 笑)
改善してきたかと思ったけど、その後、またつわりが悪化
食べる気力は少し出てきたものの、食べたら吐く、を繰り返していました。
よく、ジャンクフードなら食べれた(マクドナルドのポテトやじゃがりこみたいな塩気のあるお菓子とか)って聞くけど
全く参考にならなかったです。
あれは悪阻が私よりもマシで、水分摂取できる妊婦さんの話だと痛感しました。
【食事】
7週目後半までまともに固形物を口にすることはできませんでした
7週目以降、試したものの中で↓
コンビニのおにぎり、蕎麦、うどん ×
親に持ってきてもらった軽い酢飯 ○
愛のスコール(少量)○
三ツ矢サイダー × 後味が最悪すぎて、今でも飲みたくないと思うほど
いろはすのマスカット味 ○→× (親がもっていたものを一口もらったら行けると思ったけど、2日後には後味が無理になって飲めなくなりました)
病院で配られていた薄めのほうじ茶 ○
おにぎりは親に握って持ってきてもらっていました。冷蔵庫で冷やして、1個を1日かけて食べていました。
中でも酢飯が食べやすかった。
塩おにぎりを持ってきてもらったこともあるけど、
ミネラル豊富なヌチマースは後味(後から感じる、舌に残る味覚か、唾液にミネラルが含まれて感じた味なのか、、、)が最悪でした。
本当に塩分を足したいのであれば、伯方の塩のように、ただの塩化ナトリウムがいいと思います、、、
食べれたもの自体が全然なかったから
参考になるかわからないけど。
【ひとりごと】
妊娠初期といわれる時期は複雑に思うことすらスキップして、普通に身体的に過去一しんどかった
赤ちゃんが宿ってくれてうれしいし、妊娠しなければよかったなんて思うことは全くなかったんだけどね
今思い返していて、体がつらいのと妊娠がうれしい気持ちは全くの別物だなって感じかな
離れていても言葉で支えてくれていた夫や、入院してから遠いのにかなりの頻度でお見舞いに来てくれていた母親や義母には本当に感謝
記事を書くことで、こんなことあったなぁ、としみじみ。
あの時期は本当にしんどかった、人生で一番苦しかったように思います。
(内訳をまた別で記事にしてみようかなと小さく思ってます)
悪阻経験のない、することもない男性や軽度のつわりの人に
この重症妊娠悪阻の状態について理解することは不可能としか思えないけど
それでも会社の仕組みのおかげで仕事は休ませてもらえたし、近年発達しているメディアのおかげで妊娠・悪阻についてよりそってくれる人、知ろうとしてくれる人は増えているように感じています。
周囲に恵まれているだけなのかな?